耳鳴りの3大治療法 原因療法・心理療法・抑圧療法について解説!
耳鳴りの治療法は、大きく分けて3つあるとされています。
まず、原因を取り除く治療法、耳鳴りの抑圧をする治療法、ストレスからくる耳鳴りに効果的ともされる心理療法などがあります。
耳鳴りの原因がはっきりとわかっていれば、その原因を取り除くことで治療ができるでしょう。
Contents
耳鳴りの原因を取り除けば、元通りに戻ることもある
原因療法のなかでも、もっとも治療がスムーズに済むのは、耳垢が溜まっていて耳鳴りがするというケースです。
耳鳴りがひどいけれど、心当たりもない。体は健康でめまいもないけれど、音が聞き取りにくくて耳鳴りがするという方は、もしかしたら耳垢が詰まっているだけかもしれません。
こちらは耳鼻科で除去してもらうことが可能です。耳垢を取り出せば、音も聞き取りやすくなりますし、耳鳴りもしなくなります。
また、中耳炎やメニエール病、突発性難聴が原因で耳鳴りになった場合にも、それぞれ薬が処方されることでしょう。それを定期的に飲み続けることで、耳鳴りや難聴が改善できるはずです。
ただし、あまりに症状が進行している場合には、外科手術が必要となることもあります。
「抑圧療法」や「心理療法」も耳鳴りの治療に効果的
ただし、耳鳴りの原因がすぐにわかることもありますが、その原因がはっきりしないケースもあります。
なぜ耳鳴りが起きているのかはっきりわからない場合には、耳鳴りを抑えるための「抑圧療法」が効果的です。
耳鳴りの抑圧療法とは、どんな内容なのでしょうか。
この療法は耳鳴りを封じ込めることで、それを意識しなくなるようにするものです。
その療法にはさまざまなものがあります。
たとえば、安定剤や鎮痛剤を用いたりすることもありますし、局所麻酔剤によって内耳を麻酔したり、静脈注射によって耳鳴りを抑制したりもします。
なお、内耳麻酔は鼓膜を通して、鼓室(こしつ)とも呼ばれる中耳に麻酔薬を注入する治療法です。こうすることで内耳の耳鳴りは一時的に解消するとも言われています。
ただし、代わりに激しいめまいに襲われるかもしれません。
これは、平衡機能が麻酔のせいでマヒしてしまうからとされています。
心理療法も、耳鳴りにもっとも根本的な治療とされています。
カウンセリングや自律訓練などによって、耳鳴りを軽減するのがその目的です。
欧米では知られている「マスカー療法」とは?
また、人工的な雑音を作りだす機械「マスカー」によって、耳鳴りを遮蔽するという治療もあります。
なお、薬物治療は日本でよく行われており、マスカーや補聴器を利用した治療は欧米で一般的とされています。
マスカー療法は、耳鳴りにもっとも近いとされる周波数を持つ雑音を出す機械を使用します。
雑音の音量は、不快なほどのレベルではありません。
耳鳴りがわからないなる程度の、最小の音量を流し続けることで、耳鳴りを意識しないようにしてしまうのです。
音楽や環境音が、耳鳴りとは相性が悪いのはなぜ?
たとえば自分の好きな音楽を聴いたり、環境音のBGMを流したりすることで、耳鳴りを忘れようとする人もいます。
ですが、こういった類のBGMを終始流し続けていると、仕事や家事に集中できないこともありますし、途中でイライラしてきてしまうこともあります。耳鳴りのせいで、どっと疲れてしまうこともあるかもしれません。
そのためマスカーに使用する音には、「意味がない音であること」「音量が変化しないこと」「耳鳴りより苦痛に感じられるようなタイプの音ではないこと」という条件が設けられています。
マスカー療法によって、99パーセントの患者さんが自分の意識から耳鳴りを締め出すことができたという研究結果も報告されているそうです。
また、この治療を受けるメリットは、マスカー療法を行った後でも耳鳴りを感じにくくなる、もしくはまったく聞こえなくなる「後効果」が期待できるからです。数十分、もしくは数時間効果が継続することもありますが、人によってはそのまま耳鳴りが気にならなくなる方もいると言われています。
【体験談】私の耳鳴りの症状と改善法
私は音楽活動をやってますが、耳鳴りに悩まされることはしょっちゅうです。
特にアコースティックギターの弾き語りをやってるので、耳鳴りは職業病でもあります。
なかなか耳鳴りが治ることがなかったので、色々な民間療法を試してみました。
頭の骨が歪んでいることが原因らしい、みたいなネット記事を見て、
首の後ろにテニスボールを二個挟んで頭の骨の歪みを治したりした記憶もあります。
しかし、ある日、朝から耳鳴りが止まなかったのに、
夕方に風呂上がりにギターを弾いたら耳鳴りが止んでたことがありました。
私はおそらく、耳鳴りと血行の善し悪しが関係するのでは、と感じて、
ギターを弾く前に柔軟体操やストレッチをして血行を良くしたら、耳鳴りが止んだ経験があります。
それ以来、耳鳴りの予防に必ず毎日、柔軟体操とストレッチを欠かさないようにしています。
よく考えてみれば、耳鳴りが起こるのは大抵、寒い日が多いのです。
気温と耳鳴りは関係があるのです。あと体温と耳鳴りも関係してるので、
できるだけ体を温める食事を摂って、体温が高い状態を保つことも大事なのです。
それから、ストレスを軽減し疲労をまめに取ることも耳鳴りの予防になります。
その他にも色んな耳鳴りの治療法、予防法がありますが私が試してよかったのは上記でした。
耳鳴りのケアにオススメのツボ
まとめ
耳鳴りの治療法はさまざまです。
耳鳴りの原因を治療する原因療法や、抑圧療法や心理療法といった治療法が一般的ではありますが、場合によってはマスカー療法がいいというケースもあります。マスカー療法はあまり日本では知られていませんが、雑音を聞き続けることで、耳鳴り自体が気にならないようにする効果を狙っています。
患者さんは、自身の症状に合わせてさまざまな療法を組み合わせていくことになるかと思います。
まずは病院で検査を受けましょう。
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