30代女性 突発性難聴からメニエール病へ!3つの克服法と体験記
5年前ほど前のことです。閉そく感と耳鳴り、低音の聞こえづらさなどを感じた私は、市立病院の耳鼻科を受診しました。そこで診断されたのは、突発性難聴。その病名を耳にしたことはあったものの、まさか自分にふりかかることとは思っていなかったため、びっくりしたというのが実際です。
とにかく早期に改善してもらいたいと話したところ、入院しての点滴治療を勧められました。しかし実家が遠く、子どももいる身で、入院は不可能です。結果、「イソバイトで様子を見ましょう」と提案されて、一カ月間イソバイトを服用することになりました。
その後の検査で改善が確認されて安心したのもつかの間、一年後には激しいめまいに襲われました。突発性難聴を経験していたので、めまいが起こったときにはすぐ「メニエール病ではないか」と考えたのです。
この記事の目次
まずは耳鼻咽喉科へ
1年前の突発性難聴のときは、大きな病院がよいかと市立病院の耳鼻科を受診しましたが、その時点でメニエール病の疑いを持ってくれなかった不信感もあり、近所の耳鼻咽喉科へと足を運びました。
毎日たくさんの患者を診ている耳鼻咽喉科専門の病院に通ってみると、メニエール病で通院している方が多く、先生や看護師さんの対応もよいうえに、子どもが遊ぶスペースなどもありました。私が定期的に通院するためには、個人病院で都合がよかったようです。
聴力検査の他にも、さまざまな観点から検査をしていただくことができ、メニエール病を発症する以前にも、幼いころの中耳炎に由来する鼓膜のへこみなどがわかりました。
イソバイトやビタミン剤を服用して聴力を確認しつつ治療を進めていきましたが、2週間に1度のペースで受診していたため、不安なことはその都度先生に相談でき、精神的にも安定しました。その後の1年間は、めまいや閉そく感などが出ることもありませんでした。
ストレス対策
症状を改善するために、ストレスをためないことも心がけました。メニエー病の原因はいまだに解明されていないでそうですが、その大きな要因は、ストレスと過度の疲労にあると言われています。
めまいが起きる半年前には実際に、子育てで大きな壁にぶつかっていました。容易には改善しづらい悩みだったため、人生でいちばん大きなストレスを抱えていたといっても過言ではありません。
メニエール病を発症してからは、夫とも子育てについて相談し合うようになり、自分1人で抱え込まないようにしました。疲れたときには無理をせず、ドリンク剤を飲んだり、早めに就寝して疲れを取るようにと努力してもいます。
現在でも子育ての悩みはありますが、メニエール病で動けなくなり、子育てができない自分がもっともつらいということもわかりました。そのため、あまり深く考え込まないこと、精神的にも肉体的にも無理をしないことを心がけています。
また、何度かめまいを起こすうちに、めまいが起こる前の症状もわかるようになりました。閉そく感や聞こえづらさを感じ始めると、気をつけるようになっています。
適度な運動
さらに、1週間に1回から2回ジムに通うなど、適度な運動もするようになりました。耳の血流の滞りや身体のむくみを改善するために効果があるのは、適度な運動のようです。
産後は、子どもと遊ぶ以外の運動をしてこなかったため、最初はだるさばかりが残っていました。まためまいを起こすのではないかという不安もありましたが、汗をかくようになると水毒を排出できているようにも感じ、率先して運動するようになりました。
また、岩盤浴などでたくさん汗をかき、身体の水分を出しやすくしたり、体を温めて血流をよくしたり、リラックス効果がある入浴に時間を費やしたりと、体質改善にも努めました。温泉や岩盤浴などはとても手軽で、私にとっては、体質改善の近道だったように思います。
こうした体質改善や運動は、全身の血流の流れをよくすることにつながり、メニエール病以外の病気予防としてもいいきっかけでした。
病と上手につきあっていくために
発症当時は頻繁にめまいが起きていたので、いつなんどき「めまい」で動けなくなるかとびくびくして生活していました。しかし、半年に1度、1年に1度とその間隔が開いてくるうちに、めまいが起きる前兆も自覚できるようになり、早めに薬を飲んだり休養したりといった対処できるようになりました。これがよかったのだと思います。
症状を自覚するというのはなかなか難しいことですが、メニエール病はその症状がわかりやすいため、無理せずに自分の身体と向き合うことができます。そうした意味では、治癒はしなくとも、上手につきあっていくことができる病気です。
自分の身体と向き合うチャンスを与えられた――そう考えれば、いい時期に発症したなと感謝すらしています。
おわりに
メニエール病による激しいめまいが起きると、耳鳴りや閉そく感、吐き気などで一歩たりとも動けなくなります。そのあとは、嵐が過ぎ去るのをただひたすら寝て待つしかありません。治癒はしませんが、怖いばかりでもありません。
投薬や運動などをしながら上手につきあい、今後も自分の身体の変化に常に耳を傾けつつ、病と向き合っていきたいと思っています。
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