耳鳴りの症状を軽くするのに散歩・ウォーキングがオススメな理由とは

耳鳴りや難聴を改善するために欠かせないことのひとつに、運動があります。

運動をすることで血の巡りがよくなり、耳鳴りの原因とされがちなストレスへの抵抗力もアップしますし、体の免疫力も高まる効果も期待できます。

さらに、体を動かすことによって体のコリなども改善できます。耳鳴りと同時になりがちな不眠症やメニエール病なども解消できるかもしれません。

そんななか、気軽に始められる運動としてぜひおすすめしたいのが散歩・ウォーキングです。

耳鳴りの人でも気軽にできるウォーキング

耳鳴りに効果的とされる運動は、やはりウォーキングです。

ジョギングもいいですが、できるだけ体に負担がかかりにくい運動のほうがいいですから、ウォーキングのほうがいいでしょう。

特に、普段あまり運動をしない方は急に激しく体を動かすとよくありません。

また、飽きっぽい方は急に運動をやろうとしても、三日坊主で終わってしまいがちです。

そうならないためにも、気軽に始められて体に負担がかかりにくいウォーキングがいいのです。

「ウォーキングもちょっと…」と思う方は、まずは散歩からがいいでしょう。

ウォーキングをするうえで、効果的に体を動かす「コツ」

ウォーキングを始めるうえで、気を付けたほうがいいことはいろいろとあります。

まず、服装はなんでもいいですが、できれば歩きやすい服装や靴のほうがいいでしょう。日差しが強い季節は帽子をかぶるのを忘れないようにしてください。

できれば水分補給もこまめに行いましょう。

歩く時には、崩れた姿勢でダラダラやっても効果はありません。

背筋を伸ばし、腕はしっかり振ること。そして、できれば少し早足で歩きます。お尻や太ももにも意識を集中させ、歩くようにしましょう。

歩幅は大きめにします。

それではもっと詳しく、ウォーキングの正しい施設についてご紹介していきましょう。

①まず、背筋をピンと伸ばします。

ただし、体に力を入れず、肩の筋肉はゆるめてリラックスさせましょう。

②そして肘を90度に曲げ、大きく振ります。腕を前に振るより、肘を後ろに引くようなイメージで歩き続けましょう。

お腹には軽く力を入れ、腹筋を引き締めながらウォーキングをしましょう。

この時に、つま先からではなく、かかとから着地するようにしましょう。

③そして、そのかかとの上に体重をかけて移動していくようなイメージでやるといいようです。

ウォーキングは、週に何回くらいやればいい？

ウォーキングの頻度は、どれくらいがいいのでしょうか？

できることなら毎日！という人もいますが、それが負担になってしまい、「もう面倒だ」「やりたくない」というマイナスの気持ちになってしまっては意味がありません。

特に体調が悪い日や気候が悪い日、忙しい日にまで無理にやるのはおすすめできません。

ウォーキングの頻度は1週間に1度から始めてもいいですが、週に4日～5日くらいまでやっても問題はありません。

短い時間から始めて、できれば20分から30分は歩き続けるようにしたいですね。

なお、食後は避けましょう。また、お腹が減ってペコペコの時に無理に運動をするのもよくありません。

ウォーキングでストレス解消！

ウォーキングをすることで健康な肉体が手に入りますが、もうひとつ大事なのは運動でストレスが解消できるという点です。

ストレスのせいで耳鳴りになっている方もいますし、ストレスが原因で病気になり、その病気が耳鳴りを引き起こしているという間接的なケースも存在します。

そのため、ストレス解消の手段のひとつとしてウォーキングをすることも大事なのです。

自然を眺めながらウォーキングをするのも、よい気分転換になります。

普段あまり外に出ない人も、運動することで新しい体験ができるでしょう。

耳鳴りがする人は「水中歩行」はダメ！

ウォーキングがいいのなら、水中歩行もいいのではないかという方もいるかもしれません。

ですが、水中でのウォーキングは耳鳴りに悩む人には向かないとされています。

その理由は、水が耳の中に入ることで症状が悪化することがあるからです。

耳鳴りや難聴にはよくないことがありますので、できるだけ避けたほうがいいでしょう。

まとめ

ウォーキング、そして散歩なら誰でも簡単にできる運動です。運動経験がない方でもできますし、いつでもどこでもできるというのもメリットです。

ウォーキングや散歩をして、体を動かすことで、耳鳴りの改善も期待できます。

ただし、「一気にたくさん歩こうとする」など、無理は禁物です。自分にできる範囲で、楽しみながらやるようにしましょう。