40代女性の体験談！耳鳴りとうまくつきあうための3つの方法とは？

私は、40代の主婦です。40代にさしかかったころから、いつも耳鳴りがしているような状態が当たり前のようになっていました。疲れが溜まっているようなとき、ストレスで自律神経が乱れているようなときに、耳鳴りのボリュームが大きくなります。

慣れてしまったこともあり、あまり気にしていませんでした。ですが、耳鳴りの原因が血流の問題にあると知ってからは、このままではよくない、改善せねばと考え、自分なりに耳鳴りの改善に取り組むようになったのです。

運動をする

私は、家で長時間パソコンの前に座っていることがあります。長時間同じ姿勢で過ごすことで、交感神経が優位になり、脳の血管は収縮し、血流が滞る――耳鳴りについて調べるうちに、こうしたことを知りました。普段、運動を全くしないで過ごしてきたのに加えて、更年期の症状が出てきたことが耳鳴りの原因だったのではと自己分析したのです。

少しでも血流を良くするため、スクワットを毎日40回するようにしました。それまで、運動を全くしていなかったので、最初は10回のスクワットでぐったりする有様でした。しかし、運動量を徐々に増やすことで、夜ぐっすり眠れるようになり、耳鳴りのボリュームも徐々に小さくなってきたのです。

以前は、2時間から3時間置きに目が覚めて、朝起きるころにようやく眠りが深くなるといった状態だったので、1日中ボーっとしていました。耳鳴りはまだ続いていますが、その原因と改善方法がわかったことで、前向きな気持ちになっています。

枕を変える

耳鳴りは、年だから仕方ないというものではありません。私のように運動不足や更年期による自律神経失調症が原因の場合は、まだ改善の余地があります。

私も、1年ほど前から枕が急に合わなくなり、眠りが浅くなったので、枕を変えてみました。それまでに使っていた低反発の枕は、首の座りが悪くて今ひとつの出来。そこで、高反発の枕にしてみたところ、寝返りがしやすくなり、首や肩もリラックスすることができました。また、枕の高さも微妙に合わなかったので、タオルで高さを調整してみたら、首がとても楽になりました。

入浴する際にも、湯船にしっかり浸かり、リンパマッサージを行うようになりました。全身隈なくリンパマッサージをすると、むくみが取れて、手足の冷えも改善されるように。入浴後も、オイルマッサージなどで血流を改善しました。

こうした工夫を重ねるうちに、気がつけば、ピタッと耳鳴りが止んでいる時間帯が増えるようになり、もっと頑張ろうというモチベーションにもつながったのです。

サプリメントを飲む

更年期をきっかけにホルモンバランスが乱れると、自律神経も乱れてしまいます。そう知った私は、エストロゲンとプロゲステロンを整えるハーブ系のサプリも飲み始めました。副作用が少ないレッドクローバーとチェストツリーのサプリです。

飲み始めて2週間ほどで身体のだるさがなくなり、耳鳴りもかなりしなくなりました。イライラすることも少なくなって、精神的にもとても助けになりました。この効果に満足しています。

また、ホルモンバランスの乱れを抑えるために、糖質を控えるようになりました。甘いものを食べ過ぎると血糖値が上昇し、ホルモンの生成を阻害するからです。糖質を控えると、便秘も改善されました。

自律神経が乱れていると、腸の働きが鈍くなり便秘になりやすいそうです。私は中学生のころから便秘症であったため、便秘が常習化されていました。自分が便秘だということを忘れるほどです。今考えれば、便秘がひどくなると耳鳴りもひどくなっていました。

症状が改善され、他人とのつきあい方も変わった

私はそれまで、耳鳴りを年齢のせいにして過ごしてきました。しかし、耳鳴りは、運動不足などを教えてくれるサインです。

耳鳴りを改善しようとすることは、自分の身体を健康にすることでした。耳鳴りを通して、自分の健康に関心を持つきっかけが生れたとも考えており、耳鳴りには感謝しています。

今でも、疲れが溜まると耳鳴りがします。以前は、耳鳴りがすると無口になったり、横になってじっとしているばかり……しかし今は、そのまま放置したりせず、身体を動かしたり、リラックスするように気をつけるようになりました。対処方法がわかったので、へこむことなく、前向きに耳鳴りとつきあえるようになったのです。

おわりに

耳鳴りの原因は、人によってそれぞれ異なるはずです。しかし、原因がどこにあるにしても、耳鳴りをそのまま放置しておくのはよくありません。なぜ耳鳴りが起こっているのか、その原因を調べて、解決していくことが大切です。原因がわかれば、気分も楽になってきます。

幾通りもの中から自分なりの改善方法を見つけて、耳鳴りを改善していきましょう。